2013年02月05日

8週齢規制のこと他F


最後に、昨年に改正された動物愛護管理法について、簡単に書いて終わりにしようと思います。


去年の改正では、「出生後56日」が明記されたこと以外にも、たくさんの変更点があります。

まず、第1条に記載される、法律の目的 が少し変わりました。


赤字部分の文言が、新たに付け加わったんです。

「この法律は、動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安全の保持等の動物の愛護に関する事項を定めて・・・」


法律の目的に、「動物の遺棄の防止」 と 「動物の健康と安全の保持」 が加わりました。


これを受けて、犬猫等の飼育販売業者に対する規制が以前よりも増えたんですよ。


例えば、

 ・ 販売が難しくなっても、やむを得ない場合を除いて、その犬猫等の終生飼育を確保すること

 ・ 犬猫の管理帳簿を備え、適時、環境省に報告しなければいけない

 ・ 動物取扱業への申請には、以前からの項目に加え、これこれも記載しなければならない

等々が、新法で新たに制定されました。


あわせて、飼い主側へも、こんな規制が付け加わっています。

 ・ 動物の所有者は、できる限り、その命を終えるまで適切に飼養すること

 ・ 所有する動物がみだりに繁殖して適正な飼育が困難にならないよう、繁殖に関して適切な措置を講じること

等など。


業者にも、飼い主にも、「最後まで責任もって面倒みなさい」って、新しい法律では言っています。

こんな当り前のことを法律で定めなくてはいけない世の中、というのも、ちょっと、哀しい気もしますけれど。


そうそう、罰則も厳しくなったんですよ。

以前は、「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、一年以下の懲役または百万円以下の罰金」だったんです。

これが、「二年以下の懲役または二百万円以下の罰金」に変わりました。


この新しい罰則が、他の法律に比べて厳しいのか緩いのか、私にはわかりません。

以前より処罰が厳しくなったのは、よいことのように思います。



「8週齢規制のこと他」のタイトルで7回に分けて書いてきた内容は、主に以下の情報を参考にしています。

 ・ 太田匡彦氏講演会 → 

 ・ 『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 』 太田匡彦著(AERA記者) 朝日新聞出版

 ・ 動物の愛護及び管理に関する法律の一部を改正する法律(平成24年9月5日法律第79号) → 

 ・ 環境省HP → 


講演会で聞いた内容は、私のおぼろげな記憶に、私個人の解釈や理解が介在している点、ご留意ください。講演者の意図・真意をゆがめないように書いたつもりではいます。



動物を守る法律(動物愛護管理法)は、よい方向に変わったようには思います。

でも、犬の健康と幸せのため、人間と犬の幸せで平和な暮らしのため、まだまだ課題は山積み。


くろは私に、ワンコという生き物の素晴らしさを教えてくれました。


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これからも、この問題には関心を持って、自分にできることを自分なりにやっていきたいな。

この小さなブログ記事が、少しでも参考になってくれれば幸いです。



「8週齢規制のこと他」シリーズ おしまい


posted by Maggie at 21:40| Comment(6) | 動物愛護