2013年03月09日

歯科疾患と食事B


前回の記事で、歯周炎が進むと 「根尖膿瘍」や「口鼻ろう管」等になる、と書きました。

ところで、「根尖膿瘍(こんせんのうよう)」や「口鼻ろう管(こうびろうかん)」って、どんなものか、ご存知でしょうか?


ネットで 「犬 根尖膿瘍」 「犬 口鼻ろう管」で検索すると、いくつか事例が写真付きで出てきます。

私は実例を見て、「ひえ〜! 歯が悪くなると、こんなになっちゃうんだ〜!」と、結構ショックでした。


百聞は一見にしかず。

実際に見てみることを個人的にはおススメしますが、ただ、気分のよい写真ではありません。

食事前とかは、やめておいた方がよいと思います^^;


今回以降、そんな酷い病気にならないための歯の予防法について書きたいと思います。


まず最初に、多くの飼い主さんが誤解しているデンタルケアについて。

これは、講師の先生が何度も口にしていたので、恐らく、広く誤解が見られることなのだと思います。


飼い主さんの中には、骨やひづめ等の硬いものを与えることが歯を鍛えることになる、と思っている人がいるそうです。

これは大いなる間違いだそうです。


いいですか!

骨やひづめをあげていたら、即刻、やめてください!!

と、先生は声を大にして言ってました。



犬の歯は、もともと、肉を噛みちぎるように作られており、決して、硬いものをかじるようにはできていません。

飼い主が思っている程、強いものではないのです。

硬いものをかむと歯が摩耗したり折れたりし、実際にそういう患者さんは多いのだそうです。

そして、そのことに全然気づいていない飼い主さんも多いんです。


そういう点でいうと、ボールやフリスビー遊びも、歯のためには決してよくはないんです。

ボールそのものより、外でボール遊びをするとボールに砂利がついて、それを何度も噛むことで、歯が擦り減ったりします。

フリスビーは、そのものが硬いと、噛んだ拍子にポキッと歯が折れたりするのだそうです。


その他のおもちゃやおやつでも、硬すぎるものは、要注意です。

硬い生皮なんかも、よくありません。

ただ、適正・安全なものであれば、噛む回数が増えることで唾液の分泌が促進され、それがブラッシング効果につながるので、歯のためにはよいことになります。


これから狂犬病やフィラリア予防で、動物病院に行く機会が増えると思います。

もし日頃、「硬いかな?」 と思えるおもちゃやおやつを与えている場合、獣医師の先生に相談してみるといいかもしれません。

今は大丈夫でも、今後も噛み続けることで、将来において歯が擦り減る可能性もあります。


歯が折れたり擦り減ったりすると、そこから細菌が入り込んで、化膿や炎症を引き起こしたりします。

折れたり擦り減ったりした歯は、もう戻せません。

そうなる前に、ぜひケアをしてあげてくださいね。


ワンコって、硬いものを喜ぶから、ついつい、あげたくなっちゃうんですよね。

その場合は必ず 「硬すぎないもの」 を選んで与えてくださいね。


次回もデンタルケアについて。



<続く>


posted by Maggie at 21:29| Comment(4) | 歯科疾患と予防